韓国では水産物の産地偽装による問題が発生しているようです。
日本産や中国産が韓国産と偽装されているとしています。
中国産は安価で手に入るからとしていますが、批判を繰り返している日本産を韓国産と偽装する理由はなぜでしょうか。
日本政府が福島原発処理水の海洋放流を決定したが、日本産を韓国産と偽って販売するケースも依然として多く、韓国政府は水産物の安全管理も強化することを決めた。
韓国・海洋水産部は14日(きょう)、15日から来月3日までの3週間に1000人余りの人員を投入して水産物原産地表示特別点検と取り締まりを推進すると発表した。
国立水産物品質管理院の特別司法警察官177人と消費者団体を含めた水産物名誉監視員882人の計1059人が参加する。
全国の市・郡・区・道の調査公務員を中心に独自の取り締まり班も編成する。
取り締まりチームは韓国国内の主要塩辛販売市場、水産物製造・流通・販売業者、飲食店、伝統市場、通信販売業者を点検する方針だ。
点検対象は△アミの塩辛・カタクチイワシやイカナゴの魚醤などの塩辛類、△精製塩・天日塩などの塩類、△真鯛やブリなどの冬季の刺身魚、△ホタテなどの貝類などだ。
特に、取り締まりチームは流通履歴管理システムに登録された業者を対象に集中点検を行い、原産地の未表示、表示方法の違反、現残地の偽表示などを確認する予定だ。原産地を偽って表示した場合には7年以下の懲役または1億ウォン(約967万円)以下の罰金刑が、原産地を表示しなかった場合には500万ウォン以上1000万ウォン以下(約48万円~97万円)の過料が科される。
これに先立ち、国立水産物品質管理院などは今年8月から9月にかけての特別点検で刺身店など78か所を摘発した。
品目別には鯛12件、タコ10件、ホタテ8件、イシモチ8件、エビ7件、イカ6件、ホヤ5件、スズキ5件の計104件が原産地表示をしなかったり虚偽で表示した。
中国産38件、日本産18件が韓国産に化けたり、原産地表示がなかった。
海洋水産部流通政策課のイム・テフン課長は「輸入水産物の流通履歴管理を強化し、飲食店の表示対象品目を拡大するなど、持続的な制度改善に取り組む」と述べた。
海洋水産部のムン・ソンヒョク長官は「韓国国民の健康に危害を及ぼすいかなる措置も許さない」とし、「政府の徹底した原産地管理と業界の自発的な参加で関係機関と緊密に協力する」と強調した。
一方、日本政府は、十数年にわたり、年間22兆Bq(ベクレル)のトリチウム(三重水素)を含んだ処理水を海洋放出する計画を発表した。
韓国は原発から海へのトリチウム放出量を発表していない。稀に排出量が公開された2016年の場合、南東部のウォルソン(月城)原発から23兆Bqのトリチウムが日本海(韓国の東海)に放出された。
フランスのトリカスタン原発は2015年に54兆Bq、イギリスのヘイシャム原発は2015年に390兆Bq、米国のキャラウェイ原発は2002年に42兆Bq、カナダのブルース原発は2015年に892兆Bqのトリチウムを放出した。
見解・考察
ムン・ソンヒョク海洋水産相は「わが国民の健康に危害を及ぼす可能性のある どのような措置も許すことはできない」と語ったようです。
韓国産海産物は当然、韓国近海で捕れたものとなります。
韓国近海では原発から放出された汚染水の影響があるとされており、少なからず影響を受けているとしています。
そして、韓国は原発から放出しているトリチウムの放出量を公表していません。
そうなると韓国産の海産物は健康被害を及ぼす可能性があるということになってしまいます。
日本では人件費をたくさんかけていますし、厳正な検査を行っています。
安心、安全に配慮しているため売る方としては問題の発生の心配がなく売ることができるということになります。
健康被害を及ぼす可能性としていますが、産地偽装する業者からみると日本産を韓国産と偽るのは日本産の方が韓国産より安心出来るからということのだからなのでしょうか。
中国産と偽装するのは安価で仕入れることができるためということです。
2014年には輸入した韓国産唐辛子から基準値を大きく超える農薬が検出される事件が発生、また韓国産のヒラメの刺身を食べた複数の客が嘔吐、下痢の症状が現れるといった事件もありました。
2020年には食品輸入販売業者が輸入した韓国産赤貝から基準値を超える麻痺性貝毒が検出され回収作業に追い込まれるということがありました。
まずは点検すべきなのは産地偽装を摘発する前に健康に危害を及ぼす可能性を検証して取り締まることです。
まともに検査したら放射能どころか有害物質すら日本産のほうが少ない、という結果が出るかもしれません。
韓国はこの事実を隠したいのでは、と考えてしまいます。
そして、消費者もこの事実に気が付いているのではないでしょうか。
韓国の反応
日本の反応
- 点検すべきなのはどこでとれたかではなく、健康に影響を与える物質が含まれているかどうか、ではないのか?
やるべきことを間違っている。
- オリンピックのときに日本の食材の放射能調査をしていたそうだが
いつになったらその結果を発表するんですか?
- 産地を偽装する業者にしてみれば、自国産より日本産の方が安全性に於いて信用できるということなんでしょうね?
- 下手に自国産を流通させて、食中毒でも起こされた日には商売が出来なくなるという危機感から、敢えて産地を偽装したのでしょう。
なかなか賢いやり方です。
- 水産物から基準値以上の放射能が出たら、それが『日本産』と指定されるということです。たとえ韓国沿岸でその朝水揚げされたとしても。
- 日本産を韓国産と偽るのは、日韓漁業協定が決裂して失効中の今、日本のEEZに入りこんでの密漁にほぼ間違いないんだから厳正に取り締まって頂きたい。
- 買う側は日本産の方がありがたいと思ってるんじゃない?不衛生な近海物より、味も見映えも良い日本産の物が喜ばれるから、規制を強化するのだろう!!
- 面白いのが国名は点検するのに放射能測定は行わないってこと。
何故なら、放射能測定じゃ、海産物が日本産か韓国産かなんて判断つかないもんね!
- 日本産の水産物から基準値を越える有害な放射性物質は検出されたのですか?
検査した結果を公表して下さい。
- 自国近海の放射線等、調査するのが先だろう、原発から日本の何十倍もの汚染水を垂れ流している事実がある、日本海を汚染している。
本記事のまとめ
韓国政府はまずは自国産水産物の安全管理を徹底する必要があるのではないでしょうか。
最近では日本でも韓国産水産物を見かける機会が増えてきていますが、安心して食べることができるのでしょうか。
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。