韓国がCPTPPに加盟申請をしたとしています。
加盟することで韓国は日本とFTA関係になることになり、対日貿易赤字が膨らむのは間違いありません。
昨今の日韓関係を考慮しても何故、このようなことをするのでしょうか。
背後には反日関係を利用した大統領選挙へのパフォーマンスと国内の問題の関心を逸らすためという思惑がありそうです。
同日、日本の公共NHK放送は、該当ニュースを速報で伝え、ホン・ナムギ経済副首相兼企画財政部長官が本格的に議論を進めていく方針を示したと報じた。
日本最大紙の読売新聞は、韓国が来年1月に発効する域内包括的経済パートナー協定(RCEP)の批准を終えたことを紹介し、CPTPPにも加盟して域内経済での競争力強化を目指すと伝えた。
続いて読売新聞は「韓国と日本は自由貿易協定(FTA)を結んでいないため、CPTPP加入に伴う関税撤廃・削減などで対日貿易赤字の悪化も懸念されているが、韓国政府は加入の利益が更に大きいと判断した」と説明した。
中道性向の毎日新聞は「当初参加に慎重だった韓国政府は、昨年12月に文在寅大統領が加盟を検討すると明らかにし、2月には英国、9月には中国と台湾が相次いで正式に加盟を申請し、政府内で検討を加速化させていた」と、韓国の加盟背景を説明した。
続いて「国内では農業団体を中心に反対する声もある」と伝えた。
日本経済新聞は「RCEPは韓国自動車産業が要求した自動車の8%輸入関税が温存されるなど水準が低く高い貿易拡大効果がない代わりに強い抵抗もなかった」とし「しかし、高い水準の市場開放が要求されるCPTPPでは産業界や農業団体からの反発も予想され、加盟国との交渉にも難航が予想される」と予測した。
一方、2018年12月に発効されたCPTPPは、アジア太平洋地域最大のFTAだ。 主導国の日本をはじめ、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、ベトナム、マレーシア、ブルネイ、カナダ、ペルー、チリ、メキシコの11ヵ国が参加する。
見解・考察
CPTPP加入申請をしているようですが、加盟するには加盟国の全会一致が必要となっています。
申請国の経済体制や自由貿易体制が出来ているかといったことを総合的に判断します。
韓国が日本とFTAを締結しないのは反日が原因としているわけではなく、日本との経済の自由化が韓国経済の大きな影響を及ぼしてしまうからと言われています。
韓国はRCEPに加盟しており、今回のTPP参加で日本とFTA関係になってしまいます。
それでも、韓国側にメリットがあると判断したとしていますが、本当にそうなのでしょうか。
昨今の日韓関係を考慮するとTPP参加に日本が同意するとは思えませんし、してはいけないことなのではないでしょうか。
日本以外にも韓国の参加に関して否定的な国があってもおかしくはありません。
韓国はそういったことをあらかじめ想定しているのかもしれません。
もともと、加盟承認がされないことが分かっていながら加盟申請を行い、「加盟することできなかったのは日本のせいだ」という新たな反日ネタにしたいのかもしれません。
そして、国民の反日感情に火をつけて利用したいだけだと思われます。
明らかに大統領選挙対策だという事がわかります。
自民党外交部長は韓国のTPP加入申請を「厚顔無恥」と批判して韓国のネットユーザーは「日本はいつか対価を支払うだろう」、「単に野良犬が吠えているとしか感じない」など反論の声を挙げています。
アメリカ離脱後のTPPのリーダーシップを取りここまで盛上げて引っ張ってきたのは日本であり、これは他の加盟国からも感謝されています。
テレビのニュースではその功績がほとんど報道されていませんでしたが、カナダのトルドー首相は当時のTPP担当大臣である甘利元自民党幹事長に議会でリードしてくれて参加各国は感謝していると名指しで功績を讃えていました。
もし韓国が加盟したら、日本がリードしたTPPルール制定の内容に難癖を付けてくる事は容易に想像できるから絶対に拒絶するべきだと思われます。
韓国の反応
・RCEPもTPPもやらねばならないが、韓国の弱い農業競争力はいつもアキレス腱である。
食糧主権、安保確保の次元でも、必ず強化していかなければならない。
・日本政府が韓国政府のすることに毎回反対するのは、自分たちに不利か損害を与えるからだ。
ゆえに日本が反対すれば、韓国は無条件にすればいい。
・対日貿易赤字は損失だとしても、中国と台湾が共に入ってくるから、総実益は得だと考えたわけだ。
そして日本なんかは何年かの内に逆転が可能だ。
そんなに日本を怖がる必要なし。
・貿易で食べていく韓国の立場では、日本は数少ない貿易赤字国家でした。
ただ敵対するのではなく、学ぶべきことは学ばなければなりません。
・日本との輸出入で韓国のほうが得より失のほうが多い。
韓国は親日派が多くてトヨタ車を輸入しているが、日本では韓国車に乗らない。
・韓国のシャインマスカット、イチゴは東南アジアで飛ぶように売れていく…
すべて種子は日本から持ってきた。
つまり、商品化マーケティングまで共に悩めば十分な競争力があると思う。
・過去、韓国の目覚しい経済成長の裏には米国の援助もあるが、日本の援助もあった。
実は、我々の日常インフラが整えられたのは、ほとんど日本の影響だ。
・米国の顔色を伺わずに中国の顔色を伺って、中国が加入申請したから、いきなり加入申請するのは実話か
日本の反応
・国際条約を守れない国が参加できるわけない。むしろ参加以前の話で、資格すらないわ。まずは国際条約を守ってから来るように。
・福島県産の農水産物の輸入規制の撤廃、造船業への補助金撤廃、・・・といろいろあるけどできるのかな。日本は厳しく判断するぞ。
・申請して日本に却下されることが選挙対策になると考えた上での申請ではないでしょうか。
・加盟しても韓国のメリットはないと思うけどな。
日本から見放されると、米韓FTAが韓国不利になってる。
自業自得だけど。
・日本に反対されるのを承知で申請。
理由は国民に対するアリバイ造りと
反対する日本を悪者にしたいから。
・何故か韓国の肩を持つ連中がいるんだよね。。。
せめて、日本に有利な譲歩を引き出すくらいはやって欲しいわ。
・中国が加入を認められた後に韓国の加入を中国が拒否したら面白そうだが。
・TPPの加入には、
全ての加盟国の賛同が絶対条件ですから、
加入したいのであれば、最低でもまず日本に、
合意や協定の1番大事な部分である
〝約束を守れる〟という姿勢と実績を
見せるべきだと思いますが…
・イギリスが加盟申請するに当たって福島産の農産物、キノコ類の輸入規制撤廃を発表したが、さてこの国にできるかな?
加入規定には科学的根拠がない規制は認められていませんが。
・先ずはしっかりと加入申請手続きを踏んでもらいましょう。
最期の最後に日本は国際条約の履行を遵守しない国との理由で拒否権を発動すれば良いでしょう。
相手は発狂するでしょうが。
本記事のまとめ
昨今の韓国の経済事情から察すると日本とFTA関係になりたいと思っているとは思えません。
また、冷え切った日韓関係も影響していると思われます。
加盟申請が拒否されるのを前提としたある種のパフォーマンスであるとの見方をするのが正しいのではないでしょうか。
拒否されることで反日感情を煽り、関心を向けさせることで国内のコロナウイルスの感染拡大や経済危機といった問題から目をそらさせる目的があるのかもしれません。
今後の展開に注目です。
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。